アマンダ・カタログ  

アマンダのオーダー、強化のご参考に。参考価格(時価)掲載



(作成/調整中)解説と価格表

<wheel ウイール>

     

<frame フレーム>





<parts  パーツ>

*参考 1958年サンプレックス リヤメカ

ツール・ド・フランス15D リヤディレイラー取り扱い説明書

このメカは自転車競技とシクロツーリスムに特化したディレイラーで、世界で最も堅牢で優れた製品と呼ばれてきたものです。

フランス専科の桜沢さんにサンプレックス ツール ド フランスディレイラーの取扱説明書を翻訳していただきました。
感謝を込めて掲載します。

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組み立てに際して:リヤエンドのディレイラーハンガーと、ディレイラー本体の取り付け部分の位置を合わせてください。
フリーホイール付きリヤホイールを装着してください。その際、ディレイラーとホイールのスポークとの距離が近すぎる場合は、no146スペーサーワッシャーを、フリーホイールとハブの間に入れてください。

ディレイラーの調整:変速チェーンハウジングにあるボルトを緩めてください。そして、プーリーケージがリヤスプロケットの最大ギヤの真下に来るように、調節リングを締めたり緩めたりして位置を決めてください。 

注意点:競技車両のディレイラー調整に際しては、走行中にワイヤーが伸びてしまう恐れがありますので、テンションをかけ過ぎないようにしてください。ディレイラー基本的な調整は、あくまでも上記した方法で行ってください。シフトレバー取り付けてください。なお、変速ワイヤーを通す際には、硬質なガイドをレバー付近に使うことは避けてください。レバーの動きが妨げられる原因になります。
アウターワイヤーをレバーのガイド部に挿入し、インナーワイヤーを通してください。通したインナーワイヤーは、ディレイラー本体の変速チェーン先端にある、ワイヤー取り付け部の穴に通し、固定ボルトを締めて取り付けます。 

重要事項:ディレイラーにある二つの発条は、お使いになるフリーホイールに即して、下記のように調整してください。

1 本体のテンション調整:ディレーラーピボット部のボルトを締めたり緩めたりすることで調整します。適切なテンションが取れたところでボルトを固定してください。

2 プーリーケージテンションの調整:チェーンの流れがスムーズでない場合、プーリーガイドスプリングテンションが強すぎることが考えられます(その場合、過度な張力のかかったプーリーが、フリーホイールより前に位置していることがあります)。その場合、チェーンの流れがスムーズになるまで、テンションスプリング取り付け部分を、違う位置の溝に入れることで張力を緩めてください。

3 動作確認:スプロケットの各ギヤへの変速がスムーズに行われているかで確認します。なお、小ギヤに変速した際に、チェーンの巻き付き具合が半周以下であることが推奨されます。

チェーンについて:ボルトやクイックファスナーではなく、きちんとリベットで固定されたチェーンを使用してください。なお、チェーンは、最大ギヤに入れた時に抵抗がないこと考慮したうえで、最小限の長さにしてください。ホイールの外し方:クイックを緩めた状態で、ホイールを前方に移動させ
す。ディレイラーやチェーンの調整を損なうことなくホイールは外れます。

ホイールの取り付け方:チェーンをフリーのギヤにきちんとはめて、ホイールを後方に引くことで装着できます。その際、エンドの奥までハブシャフトを押し込み、エンドの溝にしっかり引っ掛けてください。

ハブブレーキの使用について:専用のギヤやチェーンステイパーツNo391を準備した上でお使いください。本ディレイラーは、ハブブレーキシステムにも完全適合しています。

メンテナンス方法:スプリングガイド内側は、グリス、もしくは高粘度オイルを塗布することをお勧めします。また、メンテナンスを行う都度、変速チェーン通路からの注油と、プーリーへの給脂をしてください。なお、変速ワイヤーや、レバーとフリクションワッシャーの間への注油も行ってください。

プーリーへの正しいチェーンの通し方:ディレイラーのプーリーは、フリーホイールに正対する位置に来なくてはいけません(左の正しい取り付け位置の図参照)。フリーホイールの下にケージがぶら下がる形になるのは正しくありません(右の間違った取り付け位置の図参照)。組付けに際しては、二つのプーリーの間に正しくチェーンが通されているかを、しっかり確認する必要があります(左の正しい取り付け図参照)。以上。


ちなみに(千葉洋三)
1958年サンプレックス リヤメカのデッサン。この年 ツールのチャンピオンはルクセンブルクの シャーリー ゴールだった。猛烈な勝ちっぷりで 当時国別対抗のフランスチームをずたずたに下してしまった。ジェミニアーニ、ボベ、そしてアンクティル 秒差ではなく分単位の大差をゴールにつけられてしまった。ゴールはパンターニのアイドルで 誰もまねのできないマウンテンクライムの王者だったそうです。.
’58ツール バントーのTTでバーモンテスに30秒差をつけた記録が残っている。

世界の ディレイラーに関するカタログについては
CAMBIO工房 佐々木 英樹氏へ Mail:kurosakuwan@yahoo.co.jp